記者 株式会社FLT 報道
日本の大手生命保険会社9社が2020年第2四半期の決算を発表しました。新型コロナウイルスの拡大により、4月、5月は各社とも担当者が顧客を訪問することができず、新規契約が大幅に減少したため、各社とも売上連動型保険料等の収入が前年同期を下回りました。
保険料等収入では、日本生命保険相互会社とT&Dホールディングスグループを除く7社すべてが前年同期比10%以上の減収となりました。新契約の保険料(年率換算)では、日本生命、第一生命ともに65%減、住友生命は55%減、明治安田生命は36%減となりました。
主力事業の基礎利益をみると、日本生命、明治安田生命、住友、T&D、ウェルズ・ファーゴ生命の5社がいずれも減益となりました。一方、配当金を増配した第一生命グループや、朝日生命、ソニー生命、かんぽ生命の4社はいずれも増益となりました。
これらの 9 社に加え、マーケティング担当者を持たず、オンラインビジネスに特化したライフネット生命は、第 2 四半期に前年同期比で約 40%の新規契約を獲得し、四半期ベースでの新記録を樹立しました。
朝日生命のようなマーケティング社員を抱える保険会社も、8月から事業戦略を転換し、ネット会議システムを実験的に導入して商品の紹介や顧客との交渉をネット上で行っています。
記者 株式会社FLT 報道
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